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2年前の悲劇

フラミンゴのヤマです、知っている人はお久しぶり、知らない人は初めまして

一時期はブログブームだったのかみんな毎週足尾行くたび書いていましたね

流行り廃りを実感すれば年長者っていいますよね

まぁそんな言葉聞いたこともないし今テキトーに考えただけだけど

まだ大学生だし年長者ってことはないけど気づけば四年生。はやいものだ

まぁ大学院に進むことが決定したしやることもないから足尾にはまだまだ行きますよ。

現実逃避するためにこの四年間で起きた出来事をたまーに書いていこうかと。

みんなの思い出エピソードききたいな、かいてよ

俗にいう懐古厨ってやつだ

まずこのブログを書くきっかけとなったあの大事件から書こう

(思い出補正あり、はっきりとは覚えてないので多少の脚色あり)

あれは二年の6月18日(土)のできごとだった・・・

なぜそんなに正確に覚えてるかって?それは俺の誕生日だからだ

先に断っておくとこれは誰が悪いとか間違ってるとかはない

ただの不幸の巡りあわせだ

足尾でだいたい同期とかがこっそり誕生日ケーキを作ってくれる心温まるような風習がある

嫌いじゃない

かく言う俺はめんどくさいし注目されるの恥ずかしいからいらん、と言ってるが作ってもらったら当然うれしいし、なんなら心では普通に作って欲しがってる

我ながらこじらせ厄介だ

そんなこっそり楽しみにしてる誕生日の日、土曜日だから当然足尾にいた

いつものように小粋なジョークを挟みながら夜出をして宿舎であびるように酒を飲む

(ちょうど20歳になったからね、ハジメテノオサケ、ホントダヨ)

金夜の時点ではまだ出てくるはずがない、わかってる、ちゃんと心得てるぜ

記憶がおぼろげだが当時の俺は…当時から現在に至るまでやる気満々なおれは一便で上がって誰よりも先に飛んでいたに違いない

(今もだよ、ホントダヨ)

飛び終わってショップでぐだってるときも奴(ケーキ)は姿を現さない

大丈夫だ、まだ慌てるような時間じゃない、きも~ち、いやかな~りショップで待ってた気がするがおそらくどっかでこっそりと作ってるに違いない

この事件を知らない方はもしかしてケーキを作ってもらえなくてトホホってオチだとか思ってるだろうか

残念でした、作ってもらったのだよ

宿舎についてしばらくしたら真っ暗になった

「ん?なんだぁ?ブレーカーがおちたか?」

よし自然にとぼけられたぞ!もう一言ほどすっとぼけてみるか?いややりすぎは危険だ、ボロが出る。

自分の演技力を過信するのは馬鹿がやることだ

祝ってもらう側はケーキを食べきることそしてサプライズに驚くことが義務といってもいい

さぁこっちの準備は万端だぜ、でてきやがれ!

~はっぴばーすでーとぅーゆ~~

きた!「えっ!?なになに!い~のにありが―」

~でぃあ【はまちゃーん】!

「ふぇ?」

なんだいまの音?虫の声か?あ、虫はしゃべらないか…でもコオロギは鳴くよな、せみも

しかし足尾のおかげで虫嫌いは結構治ったがクズ風呂とかで虫見るとなかなかパニく―

いやそんなことどうでもいいか、俺から変な声が出た

え?あ?俺のケーキじゃなかった?はまちゃんのケーキ?はまちゃんも誕生日同じなのか?あ、じゃあおれとはまちゃんの誕生日ケーキなのか!

(なにを言ってる、現実を見ろケーキはイッコじゃないか。いままで同じ日に二人以上が祝われても人数分あったじゃないか)

いや今回だけ特例とか…時間が足りなかったとか、お金の問題とか…

(にしてもハッピーバースデーコールは[はまちゃん]としかいってないじゃないか。)

ああ、そうか…あれは…おれのケーキではないのか……

なんだか寂しいな、ん?てなるとさっきの俺の演技はずかしっ!思い返すと大根役者だしセリフもなんだよ、「ブレーカーおちた」って誰も特に使ってないのにおちるわけないだろ

えっ、、はずかっし!!

どうしよう闇部屋にひきこもろうかな、ああ人多い…逃げようとしてもこのモンスターどもには回り込まれる気しかしない…

そして追い打ちをかけるように誰かが言った

「えっ?やまだ…」

ばれてる!?自分のケーキだと思い込んでたのばれてる!ここは意地でもなんとかごまかして見せる!

「え…あ……」

―昔から僕はアガリやすい子だった―

どうしようごまかすのも失敗したし

「あれ、やまだのじゃなかったんか」

んっ?なんだどういうことだ?

詳しく説明してもらうとつまり

ケーキ作りをひっぱってる人たちははまちゃんへのケーキを作っていた。そこに途中から参加した俺の誕生日を知ってくれている人たちは俺のケーキだと思って手伝っていたのだと。

うーん、そんなことあるのか

しょうしょう間抜けすぎ―いや俺を祝ってくれようとしてくれていたんだ

このちょっと抜けている友人たちの気持ちだけでもう十分だ

(これはほんとうにほんとう)

翌日になれば笑い話。飛び終わってショップにいったら俺のケーキがでてきた

これにはマジで驚いた、なんでもマヨネーズ好きといっていたためネルがマヨネーズケーキを作ってくれた

普通のケーキにマヨネーズコーティングされたものだ

(ネルは用事があったらしくすでに帰ってしまっていた…)

すっっっげえええまずかった

けど心はあったまりました

余談だけど誰かが「ネルがショップの端っこの方で真顔でケーキに一心不乱で大量のマヨネーズをかけていたけど何だったんだ」と言っていた

……ありがとう…(成仏)

ありがとう…(成仏)


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